presented by D.Honma   

           【ブラックジャックによろしく 佐藤秀峰 漫画 on web 】
「ブラックジャックによろしく」2次利用についてのお知らせ

HOME > Cost of reform

Cost 資源(ヒト・モノ・カネ)

Cost of reform 改善に必要な資源(ヒト・モノ・カネ)

目次
【1】リスク回避の費用

【1】リスク回避の費用

 部活指導が正当な業務として位置づけられ、スポーツや芸術活動の指導力をもった専門家を雇うことができれば理想です。しかし、雇うとなれば費用が発生します。私費で支払うとすれば、現行の部活動のように、「スポーツや芸術活動をする機会」が安く保障されなくなります。
 あるいは公費で賄うためには、税収の確保が必要となります。日本の財政には、どこかを削り、その分を他にまわすような余裕はありません。どこもギリギリの運営をしています(注)。

必要な費用は、増税で賄うことになるでしょう。そうなれば、結局のところ「税金」という形で各家庭が費用を負担することになります。私費の場合よりも、より広く負担が分散させられる点が公費の特徴です。

 費用負担を回避するためには、教員や保護者、一般市民が無償で指導を引き受けるしかありません。この戦略は、誰かの不払い労働(アンペイドワーク)によって部活動を成立させる仕組みです。

【教員が顧問を担当する場合】
 ~教育の質を低下させないために~
 正式な勤務に位置づけるためには、法定労働時間の中で処理可能な業務量とする必要があります。平日午後5時まで部活指導をした場合、授業準備や会議・校務、学級通信作成等のための時間はありません。これは、部活指導以外の必要な業務が、すべて教員のボランティア(不払い労働)によって行われることを意味します。子どもたちの利益のために必要なことなので、教員はボランティアでやれば良いのかもしれません。「そうした熱意がある人こそ、教師になるべき」という主張もあります。そのような熱意は、あった方が望ましいのは事実です。また、現状では、こうして成立している学校が圧倒的多数です。
 しかし、ボランティアによって毎日の授業・学級運営がかろうじて成立している状況に、子ども・保護者・教員は安心できるでしょうか。

(注)参照:中澤渉「なぜ日本の公教育費は少ないのか」(2014)





追加予定記事 へ

▲ ページトップへ










5.jpg